ハングル文字の概要

ハングル文字が作られたのは、15世紀です。

■ハングル文字の表

ハングル文字の表

当時の王、世宗(セジョン)大王が考案したもので、それまで特定の文字を
持たなかった朝鮮半島の人々にとって、初めての共通文字になりました。

それまでの文字は統一性がなく、中国文化の影響もあり、漢字も広く使われて
きました。

ハングル文字の特徴は、表音文字である、ということです。

ハングル語の母音を見てみると、日本語の「あいうえお」に当たる母音の文字が、
全て口の形、唇の向きをそのまま文字化したものであるということがわかります。

また、基本母音の数は8つであり、日本語の5つに比べると、発音が若干細かく
なっていて、そういった点からもハングル文字及びハングル語は大変優れた
言葉として、韓国人が誇りに思っているほどです。

近代、日本が朝鮮半島を植民地化し、日本語の教育を徹底したことなどから、
第二次大戦が終わると、反日感情で、漢字が使われなくなりました。

しかし、漢字文化を「教養」として捉え、漢字アレルギーが消滅して、前向きな
捉え方で勉強する人が増えつつあるようです。

ハングル語の単語を見てみると、日本同様に中国語の影響が多く見られます。

ですから、日本語とハングル語には、似たような発音の単語が大変多く、
日本人にとって、一番学びやすい言葉ということができると思います。

追記:

ハングル語という言葉は、あくまで韓国(南朝鮮)のみで使われる呼称です。

北朝鮮では、同じ朝鮮語であっても決して「ハングル語」という言葉を使わず、
朝鮮語」という言葉を使っています。

ここでは、一貫して韓国のことに触れているため、「朝鮮語」という言葉を使わず、
ハングル語」という言葉で統一しています。

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