ハングル語の特徴
よく韓国人は、「ハングルは世界中全ての言葉を表記できる」といいます。
しかし、それは明らかに間違いであり、そのことを実は韓国人の人たちも
よく理解しています。
確かに、母音もさることながら、子音の数も多く、母音と子音の組み合わせの
数を考えると、無限に音節が表記されるような錯覚に陥ります。
しかし、まず韓国語には、「Z」の発音がありません。
日本語でいう「ざじずぜぞ」のうち、「じ」以外が発音不明瞭になり、
「じゃ・じ・じゅ・じぇ・じょ」になります。
つまり、「ざ行」を「じゃ行」で代用してしまうのです。
韓国語の知識がある方ならご存じかと思いますが、「ありがとうございます」を
韓国人は「ありがとうごじゃいます」と発音します。
また、「つ」という発音も存在しません。
「1月、2月」が、「いちがちゅ、にがちゅ」になってしまいます。
世界には、全ての音節を完全に表現する言葉及び文字は存在せず、残念ながら、
韓国語も一歩及ばず、といったところです。
しかし、これだけで済ませると、韓国語の欠点だけがクローズアップされて
しまいます。
韓国語は、母音も子音も、口の微妙な動かし方を細かく表現されており、
文字も合理的な作りになっています。
そういう意味では、あらゆる人が韓国語を勉強するに当たり、非常にわかりやすく
できていて、その文字の規則性、秩序が大変美しいともいえるでしょう。
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